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ピアニスト望月衛介のe-message

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2009年 06月 29日

三つ子の魂100まで。

世の中には
知らないことがたくさんある。


きのう、テレビをみていたら
アーミッシュというアメリカのキリスト教系のドイツ系アメリカ人の話題をやっていた。

DEVIL'S PLAY GROUND というタイトルのドキュメント映画のレビューだったんだけど
このアーミッシュという人たちは驚愕の生活を送っている。

生活がすべて17世紀で超禁欲。

たとえば
電気を使わない。

移動は馬車。

農業を営み
娯楽はいっさいなし。
(本も聖書と関連書物以外禁止。)

洋服はすべて
手作りでデザインも決まっている。

保険も入らない。

この時代、どうやったら電気なしで生活するのかと
思うけど、それをやっている。

アメリカだけでも24万人以上いると言われている。


これだけだったら
どこか他にもそういう人たちがいそうだけど
この宗教の最大の特徴は
洗礼は自ら行うということだ。

16歳になると
いっさいの自由が許される。

何もかもだ。

だから若者は
極端な行動に走る。

自由な服装をして
毎週、パーティーにでかけ
酒をあおり、車を運転し
時にはドラッグにも手をそめ
異性と交際する。


これまでの禁欲をはらすかのごとく
はちゃめちゃな生活を送る。


そんな生活を体験したのち
彼らは自らの意思で洗礼をうけるかどうか
決めなければならない。


もし、アーミッシュになることを拒否すれば
もう一生親とも会えなくなるが
文明的な(!?)生活が送れなくなる。


さて
みなさんだったら
どうしますか?



実際は
多くの若者はアーミッシュになることを選ぶという。

まさに
三つ子の魂100まで。


完璧に身に付いた習慣からは
離れられないのかもしれない。



このアーミッシュ、減るどころが増え続けているらしい。
なぜなら、結婚したら離婚は許されず
子供をつくるのは自由なので
たいてい大家族になるからだ。
(他で禁欲されているからね。)



でも
このドキュメントをみていて
ひとつ気になったのは
彼らは一般的な教育を十分に受けられないというところだ。

つまり、アメリカの法律である義務教育は受けるが
それを終えると、働くしかない。

16歳で自由になるが
大学にいける教養がないので
大学を断念してしまう。



ひとつの価値観ではぜったいにくくれない
グローバル。


理解し合うことが大事なのかも。

by eisukem | 2009-06-29 17:44 | 発見


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