ピアニスト望月衛介のe-message

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2005年 05月 29日

蜂客(ほうか)という生き方。

NHKのドキュメンタリーを朝っぱらからみた。

中国のはちみつ採りの一家を追っていた。

名前は忘れちゃったんだけど
Aさんは地元で蜂客を17年営んでいた。

しかし、今一つもうからない。

そこで中国最高のはちみつが採れるという
「天山」という場所にいって
いっかく千金を夢見た。

一夏に150万円を稼げるという。

150万円、それは
中国では御殿が建つ金額だ。
(もちろん、田舎だろうけど。)

Aさんの地元からは6000キロの旅。

もちろん、天山は山のてっぺんなので
ろくな交通手段がない。

100箱以上の巣箱を
鉄道とトラックで運んでいく。

経費は借金だ。

息子と二人でひと箱40キロの巣箱を
運ぶ。

約2ヶ月の道のり。

蜂にとっても過酷なため
つぎつぎと死んでいく。

幾多の困難を乗り越え
なんとか天山に到着することができた。

やっと収穫ができると
意気込むもつかの間、
長い雨で思うように収穫ができない。

収穫の時期は初夏の一ヶ月ほど。

やっと採れたはちみつを
はちみつブローカーに売ろうとするが
(売れると一キロ8元ほど)
ブローカーはひとくちなめただけで
買わなかった。

旅の途中のはちみつが
混ざって純粋な天山はちみつに
なっていないからだ。

彼らの夢は
もろくも崩れた。


そして
Aさんは巣箱を売ること決意する。
持って帰るお金もないからだ。

ひと箱120元。

すべてを失った。

「妻は怒るだろうな。。」といって
笑った。

息子は独立を決意する。


というお話でした。

希望も何もないドキュメンタリー。
普通、こういうのって
成功したりするんだけど
最悪の結果のまま、番組は終わった。

しかしなあ、これをみて思ったのは二つ。

まずは人生をかけた一大決心、努力が
たった150万円のためだということ。

日本の感覚でいうと
その金額だったらあまりに容易い。
その気になれば肉体労働でも半年かからないだろう。

そしてもうひとつは
どうしてもっと情報を集めなかったんだということ。

途中、携帯電話で家族と話すシーンがあった。
本人の携帯なのかどうなのかはわからないが
いくら、中国でももう少し情報がとれるだろう。
今回、たくさんの困難があったが
情報があればかなりの部分、解決できたものばかり。



夢をみるのは容易い。
だけれどそれを現実にするのは
強い意志と努力がいる。

しかし
そこには計画性もいるということが
良く分かる。


今一度、自分を俯瞰してみてみよう。

狭いところだけに目がいってないか。
夢だけにとらわれてないか。
より良いやり方がないか。
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by eisukem | 2005-05-29 12:09 | オピニオン


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