ピアニスト望月衛介のe-message

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カテゴリ:オピニオン( 86 )


2009年 06月 01日

建築家という仕事。

先月、日経新聞の私の履歴書に
磯崎新さんが執筆していた。

この名前、 僕が意識したのは2度目だ。
(あまりに遠い存在の人なので。。。こんな書き方ですみません。)


電通時代、
ある本を編集していた。

カメラの本だ。

そのとき
ミッドタウン脇の篠山紀信さんの事務所で
篠山さんのインタビューをしたことがある。


篠山さんはとっても有名人だから
僕でも知っているし
作品もたくさん(!?)みた。


いろいろ印象的な言葉もあったが
とにかくバイタリティーが溢れていた。

それはヌードという手法をつかって
時代との戦いというか
タブーへの挑戦というか
でも、根本には男のエロティシズムが
流れていたりとか。。。


そんな篠山さんの事務所に
”磯崎新”という表札がかかっていた。
(磯崎さんが篠山ビルにテナントで入っているらしい。)


「磯崎さんって?」
「建築家ですよ。」

この著名な写真家と(実はとっても有名な)建築家の組み合わせ。

なんだかギャップがあった。。。

ことだけ覚えていた。




その謎ときのような
連載だった。


今はなき黒川紀章さんが
都知事に立候補したことがある。

みんなもそうだとおもうけど
なぜ建築家が政治家に??と思っただろう。


でも
この連載を読んでいると
建築家と政治の共通点のようなものがみえてきた。

磯崎さんも
たくさんの挑戦をしてきた。

そのほとんどが
思想への挑戦。(←これは僕の捉え方です。)


建築家は
グラウンドデザインをすると
同時にそれは思想でもあるんだ。

グランドデザイン=思想
思想=グランドデザイン


実はグラインドデザイン=思想=政治

にいきつくんじゃないかと。


世の中の(その時代時代の)
正しい枠組みをつくるのが政治だとしたら
それはどれだけグランドデザインが描けるか
しかも近未来を見据えてだ。



なんだかそんな仕事したいなあ。。
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by eisukem | 2009-06-01 19:57 | オピニオン
2009年 05月 29日

絶対貧困。

ある日、日経新聞を読んでいたら
ある書評に目がいった。

「絶対貧困」石井光太

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本を読まない僕が
めずらしく翌日に本屋さんで
この本を買った。



以前、中田英寿が中心となって
ホワイトバンドのキャンペーンが展開されていたのは
記憶に新しいところ。

ファッションとして
とってもブームになったけど
あの運動がなんのためにあったのか
覚えていない人も多いはず。

実は
貧困撲滅のための運動だったんですね。

日本にいると
貧困って自己責任の範疇でしかないって
気がするけど
それは十分な仕事とそれを自由に選べる環境があるからこそ。

世界に目を向けると
そうでない現実がそこにある。


「絶対貧困」にはその現実がやさしくかかれている。



貧困っていうのは
あらゆる犯罪や戦争、テロの原点になる
実はとっても根本な問題。


「幸せ」は
こころの持ちようだけれども
明日の食べ物もままならない世界では
こころの余裕も倫理もなくなってしまう。

人間は
環境の動物だって
僕はよくいうけど
僕もそういった世界で
教育も受けられずにいたら
どういう人間になってしまうか
わからないと思う。



というわけで
少しでも興味をもった人に
わかりやすい映画があります。


「スラムドッグ$ミリオネア」



c0029779_11212890.jpg











これね、
全く飽きさせない優れたエンタテインメントだけど
テーマは実は結構重い。



ぜひ見てほしい。
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by eisukem | 2009-05-29 11:23 | オピニオン
2009年 05月 24日

自転車行政に物申す。

駅前の放置自転車。

これはどこの自治体も
頭を悩ますところです。

大抵、有料の自転車置き場を
整備して、そこに誘導するのが基本政策。

僕の駅前も
同様な対応をしている。

ところが
以前から疑問に思うことがある。

自転車置き場は駅から南北に走る
桜並木沿いに簡易的につくられていて
細長いので当然、駅に近い場所から
遠い場所まである。


そしてその区分が細かくわかれていて
自転車置き場の名前がつけられている。

自転車置き場を利用したい人は
その置き場の希望を第3希望までかけることになっている。

当然、駅に近いところを選ぶのだが
優先的にそれを選べる人がいる。

障害者などがそうだ。

それはいい。


その次の基準が
自宅が駅からどのくら遠いか。

これが基準となっている。
(ちなみに600mより近い人は申し込みさえできない!!)


ちなみに
僕は600m超ぎりぎりで
4年連続で第一希望がかなったことがない。



これっておかしくない!?


だって、
同じ3000円を払っているのに
どうして遠い人が優先されなければならないのか。


駅を自転車で利用したい気持ちは
まったく変わらないはず。




このばかげた行政により
今、実際におこっていることがある。


僕が第一希望にしている駅に近い駐輪場が
いつもすかすかで
僕が実際に指定されている駐輪場が
あふれかえって自転車を置けない状況になっているってことだ。




この状況を説明するのはたやすい。


自転車は人によって毎日使う人、そうでない人がいる。

それぞれの自転車置き場もある一定の歩留まりをみて
割り当てている。


しかし、そこに距離による優先順位をつけていることによって
近い駐輪場の歩留まりが悪すぎる(読めない)のだ。


つまり、遠い人は他の駅をつかったり、バスをつかったり
タクシーをつかったり、自転車以外の代替手段は豊富にあるから
自転車を使う率が逆に低くなるんだ。
(ここは田舎じゃないからね。)



単純に希望者で抽選にすれば
まったく問題にならないのに。




そして
今年、僕の駐輪場はあまりにパンパンなため
(遅い時間に出勤する)僕は止められずに
近い駐輪場に無断でときどきおいていた。


この状況を
いつ行政にいおうかとおもっていたら
手紙がきた。

「現在、おいている駐輪場が満杯なため
 第一希望の駐輪場に振り替えます。」

だって。


即効、申し込みました。





でもなあ、根本の解決法がわかっていないだろうなあ。。
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by eisukem | 2009-05-24 15:45 | オピニオン
2008年 11月 16日

空を見上げよう。

人の心は繊細だ。

大きくも小さくもなる。

それも一瞬で。



ある知人が
会社をしばらく休むことになったという話を聞いた。

僕が知る限り、その人は
いつも快活で、人もお酒もすきで
誰からも愛されていた。

もちろん、面倒見もいい。


そんな人がどうして。。。



フリーランスになると
よく空を見上げるようになるという。

仕事っていうのは
サラリーマンと違って
山あり谷あり。

調子もいいときもあれば
そうでないときもある。

暇になると
このままで大丈夫だろうか。。と
空を見上げるという。




電通を辞めて
僕は自分の心の動きに
より敏感になった気がする。


敏感になったのか
それともより気持ちが動いているのか。




安定っていうのは
すばらしい。


平和で
そして貧困でない世界。



しかし
安定しすぎると
つまらなくなってくる。

日常と非日常。

安定と不安定。



コントラストがつけばつくほど
クリエイティブになれるのか。。。




空を見上げよう。


顔を上にあげられるうちは
きっと。。幸せだ。
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by eisukem | 2008-11-16 22:42 | オピニオン
2008年 10月 30日

自分のことは自分が一番わからない2。

Qちゃんが引退した。

大選手が引退するには
あまりにタイミングが悪い。


それさえも
コンサルティングする人が
まわりにいなかったということか。。。



やっぱり
人ってひとりじゃ生きていけない。

力をもてばもつほど
逆説的のようであるが
ひとりじゃだめなんだ。


秋元康さんが
ときどき自分が会いたくない人に会うという。

自分にいやなことをいう人。


だれもが
褒められたいし
認めてもらいたい。


でも
100%正しい人なんて
この世にいないんだ。



いつでも
謙虚に人の意見に耳を傾ける人になりたい。
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by eisukem | 2008-10-30 09:29 | オピニオン
2008年 10月 26日

38歳は晴れ。

いや、単純に天気の話でして。

明日27日は僕の誕生日。

38歳になります。


昨年の誕生日はブログによると雨だった。

今年は。。
天気予報をみたらどうやら晴れらしい。



36歳は「決断」、37歳は「実行」。

そう決めて、そのとおりに自分を進めてきた。


そのターニングポイントである38歳は?


う~ん、いろいろ思いはあるんだけど
「謙虚な努力」かな。


実は「謙虚」というのは
僕の人生のテーマでもある。


15年前、電通に入社したときに
電通人という社内報があるんだけど
そこにその年の新入社員が全員顔写真入りで
簡単なプロフィールが載る。

そこでも僕は書いてある
僕のモットーは
1.有言実行
2.謙虚
3.○○(←思い出したら書き込みます。)


大きな組織に守られていたときは
知らず知らずのうちに奢ってしまうことが
あっただろう。


これからは
そうはいかない。


人間「望月衛介」がどれだけ
人として、アーティストとして
どれだけ魅力的になれるかの一生の道のりがはじまった。


「努力は決して裏切らない」

そのとおり。結果は努力に比例してついてくる。

でも自分の努力だけでは
人生なんてうまくいくわけない。


いろんな人に支えられて
励まされて
助けてもらって。。。



たくさんの感謝を
力にかえて
「謙虚」に一歩一歩すすんでいきたいと思います。



衛介





今年もバースデーメッセージ募集します。
(11月10日まで。)

eisuke38years@yahoo.co.jp


返事は必ず書きます。

待ってます。
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by eisukem | 2008-10-26 21:05 | オピニオン
2008年 03月 09日

自分のことは自分が一番わからない。

Qちゃんが失速した。

気合いが入っていただけに
本人はとっても残念だろう。

途中トイレにいっていたので
あっ、トッププロもトイレにいくんだあって
妙な発見もしたが
(僕もホノルルマラソンではトイレにいきました。笑)
マラソンというのは過酷なレースだ。

Qちゃんが小出監督のもとを離れてから
チームQを自らつくってやっていたが
なかなかうまく結果がだせない。

彼女は小出監督のときは
「お人形だった」といっていたが
それで結果がでていたのだから
指導者というのは偉大だ。

人間は不思議で
自分のことは自分が一番わからない。

過信は禁物だ。
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by eisukem | 2008-03-09 22:32 | オピニオン
2008年 02月 23日

幸福病。

僕の愛読紙、日経新聞の土曜日朝刊に
瀬戸内寂聴の「奇縁まんだら」というエッセイの連載がある。

寂聴さんの華麗なる交友録が描かれているのだが
この2回ぐらいは城夏子さんのことが書いてあった。

彼女のことはいっさい知らなかったんだけど
エッセイによると彼女は「幸福病」というのにかかっていたらしい。

60代で自宅を売り払い、千葉の高級老人ホームに入ってから
老いるどころが歳をとるたびに元気にかつ、綺麗になっていったそう。

83歳にして「いまが一番好き、いまが一番きれい」というエッセイを
かいてまさにそのとおりの生き方をしていた。
(93歳で亡くなった)

「幸福病」というのがどんな病気か
わからないけれど
とってもいい。

物事の見方ってふたつしかない。

それをポジティブにとらえるか
ネガティブにとらえるか。

これは
間違いないんだけど
どんなこともポジティブにもネガティブにも
とらえられる。

それは
宝くじで一億円が当たることも
最愛の人を亡くすことも。

だったら
すべての事象をポジティブ解釈するというほうがいい。
(「千の風」だってそうじゃないか!!)

そして
ポジティブに解釈できる人同士で
高め合うほうが楽しい。

そういう意味では
僕も幸福病のDNAはもっているのかも。

人生決して楽じゃないけど
一歩ずつ階段を上っている。

ときどきこの階段がいったいどこまで続くの!?って
思う時もあるけど
でも上ることはやめられない。

城さんのように
幸福病が発症するまでは。
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by eisukem | 2008-02-23 22:38 | オピニオン
2007年 12月 05日

KY。

「空気読めない」の略である。

みなさん、ご自身に当てはめて
どうだろう?

ちゃんと空気読めますか?

きっと「私は読めません」という人は
ほとんどいないだろう。

なぜなら
読めてない人は読めてないことがわからないから
存在するわけだから。(笑)

僕自身は
人並みに空気は読めるといいたいところだけど
きょうのブログの主旨はそれをいいたいわけではない。

「空気を読まない」ということの強みについて
語りたい。

世の物事すべてに
バランスをとることは不可能である。

こっちをたてればあっちがたたず。

正解が数学のように一つではないのが
世の常。

そこには
かならず利害関係が生じる。

最後はその人の信念。
(好み!?)


それが抜群にうまかった人、それは小泉元首相。

彼はほんとうにKY(空気読まない)の代表。

安倍さんは逆だったのかも。


人はときに
KYが必要。

どうかな!?
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by eisukem | 2007-12-05 01:03 | オピニオン
2007年 11月 01日

未来はわからない。

先日、懇意にしていたクリエーティブディレクターが亡くなった。
51歳。

死因は肺炎だった。

大きな賞をたくさん獲る才能のある人だった。

まだまだ現役で
まさに脂がのっているそのとき
白血病になった。

去年の暮れのことだ。

いきなり無菌室生活だと
聞いていて
お見舞いは行くことができなかった。


でも元気そうにメールでは
会話できていた。

いつものように
メールがかえってこないと思った
2週間後。。。


そうとう、自由奔放に生きてきた人だと思う。
楽しい思いも一杯あっただろう。

そんな人だったから
一緒に食事をしても
楽しい人だった。

フランスにも一緒にいった。


でもなあ、
きっとなあ、
人生やり残した感はあっただろうなあ。。


いやあ、どう生きても
やり残した感ってあるのかもしれない。

でも
時間は有限だから。

未来はわからない。

悔いのない人生を。
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by eisukem | 2007-11-01 00:42 | オピニオン