人気ブログランキング |

ピアニスト望月衛介のe-message

eisukem.exblog.jp
ブログトップ
2006年 06月 30日

曲は詩から生まれる。

僕の愛読紙、日経新聞の私の履歴書。

きょうで作曲家の遠藤実の連載が終わった。

ただ演歌の作曲家というイメージしかなかったが
なかなかの苦労人だ。


僕は作曲家だ。

ピアニスト衛介はその表現手段。

メロディーはいろんな人に聴いて欲しいから
他のアーティストにも楽曲を書いている。

だけど
楽曲提供はコンペが基本。

一週間タームの発注をどうこなすかに重点がおかれ
もちろん、採用される保障もないから
まさに苦行である。


いまの音楽のつくりかたは
ほとんどメロディー優先。

もっというと
アレンジが重要で
アレンジのクオリティーが高くないと
採用される可能性が極度に低くなる。


作詞はあとからついてくる。

しかも作詞家と会うことはまずない。


こういう音楽のつくり方に
日々疑問を覚えつつ
でもライズするためには
そのラインに乗らなければならない現実。



遠藤実の連載を読んでいると
昔の作曲家はぜんぜん曲のつくり方が違うことが
よくわかる。

詞=詩が基本なんだ。

つまり
人生の出来事の一片がまずそこにあり
それからメロディーが生まれる。

力強いメロディーというのは
本来こういうことなんじゃないかって
真剣に思う。


メロディーは独立して生まれるものではなく
まさに人生そのものなんだと。


遠藤実も実にさまざまな人生経験を経て
名曲を生み出してきた。


僕ももっともっといろんな経験をしなきゃだめだなあって
素直に思う。

喜怒哀楽、すべてが糧になる。

それを感じる心をいつも磨いていたい。



最近、僕はコンペに対する姿勢を変えた。

すべての楽曲に歌詞をつけることにした。
ほとんどは作詞家とのコラボレートだ。

歌詞から生まれるメロディーが確実にあることを
ひしひしと感じている。

「記憶に残るメロディー」

作曲家衛介の永遠の目標。

by eisukem | 2006-06-30 10:18 | 作曲


<< 明日は 『LOHAS GROO...      こんなのもあったよ。 >>